花びらに七宝を施す部分の地金を細かく透かします。
地金を透かした後、細かなパーツを仮組みし、 もう一度全体のバランスを確認。
アップにするとこんな感じです。
次に七宝を施します。 いつものように、釉薬を載せて焼成しては砥石で研ぐ…を何回も繰り返します。
今回はプリカジュール(ステンドグラスのように透けて見える)で、表現しました。 中心部分は薄い色~外側に向けて濃い色へとグラデーションをかけました。
今回の一番大きな改作点のひとつ、花の中心部分。 最初、パンジーと同じ絵付けの技法(⇦こちら)を用いて表現したのですが、 完成後作品を見ていると、花芯部分の七宝の強度、 また自分が思い描いていた全体のイメージとは違う… ずっとそんな思いでいたので、思い切って改作に踏み切りました。 ⇩ 下画像は改作前
組み上げた作品を分解し中心部分を取り外し、 新たにアメシストを彫刻して形作りました。
花芯部分も見直し、組み上げたところ。
チェーンにもアメシストをあしらい、 全体のイメージに合うように、新しく制作しました。
こうしてようやくイメージに近いトケイソウが完成しました。
花芯部分の一部が回転します。
トケイソウの完成です。
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