すっかりご無沙汰してしまいましたが、前回のハシビロコウのつづきです。
マンモスの牙で制作していた口ばしもほぼ完成し、
鏨(たがね)を使って羽一枚一枚に細かいディテールをつけているところ。
下の画像は、ハシビロコウの土台となる部分の制作の様子。
円い箱。。
フタになる部分には揺らぐ水面と魚を彫りました。
ここに七宝を施します。
七宝を施し、水の中を泳ぐ魚の完成。
上の画像のフタ、その後ろには地中に潜むカエルを。
フタを開けると中には金平糖。
この金平糖、実はすべて水晶系の石で出来ています。
県内の研磨職人にお願いして制作していただきました。
一つ一つ手仕事で研磨したものです。
下の画像のように金具を付けるとイヤリングにもピンブローチになります。
金平糖。。
砂糖菓子を入れる菓子器。。。
今回の作品はハシビロコウのボンボニエール(Bonbonnière)を制作しました。
ボンボニエールについてはwebで検索してみてください。
元号も変わるタイミングだったので、記念にボンボニエールを制作してみようと考えました。
底の部分には令和元年の刻印を。
鏨(たがね)によって表現した羽の様子。
眼にはK18をはめ込み、瞳には黒の七宝を施しました。
マンモスの牙で制作した口ばしには、自然由来の塗料で着色。
こうして完成したハシビロコウのボンボニエールです。